梅若能楽学院のご案内

入学

随時入学

本科 謡、仕舞の基礎を学び、修業年限は1~3年。
初級、中級、上級と履修するものが定められている。
自由科 謡、仕舞どちらか片方を学ぶ
別科 本科修了者が無制限に学ぶことが出来る

※無料体験授業について

お能の世界に触れてみませんか?

梅若能楽学院では授業の内容や雰囲気を事前に体験できる、無料体験授業を毎月第一木曜日に行っております。
参加ご希望の方は事務局(03-3363-7748)までご連絡をお願い致します。

稽古日

毎週木曜日(月4回)

昼の部(午後2時ぐらいから5時ぐらい)と夜の部(午後5時ぐらいから8時ぐらい)があります。
入学の際、昼の部か夜の部かを選択して頂きます。その中でご都合の良い時間に合わせて教室に行くことが出来ます。大体お一人が謡に30分程度、仕舞も30分程度の個別指導です。

用意するもの

謡に必要なものは謡曲の教本仕舞では仕舞扇(しまいおうぎ)と白足袋  「いろいろ必要なのでは・・・」と思っている人がいるかもしれませんが、必要なのは、謡曲の教本、仕舞扇(8000円程度)、白足袋の三セットのみ。謡曲教本に関しては、習い始めは教室や先生から借りることもできますし、仕舞扇も含め、学院で販売してますので、どちらも初日に用意していただく必要はございません。白足袋は街の呉服屋さんなどで売ってます。
 梅若能学院では1年に一回、発表会を開いていますが、その際の着物・袴も貸りてOKです。思ったより気軽に習い始められます。

入学金

月謝について

本科 仕舞と謡 15000円
自由科 仕舞か謡のどちらか片方 8000円
別科 仕舞と謡 20000円

講師紹介

富田 雅子(とみた まさこ)

能楽歴35年。昭和48年に梅若能楽学院に入学。54年卒業。平成2年に観世流師範に認定され17年に観世流準職分となる。
40歳からプロになり、数々の梅若会の舞台を経験。学院卒業後は梅若教授となり、学院で指導を続けるほか、個人指導も行っている。現在も、梅若会、緑華会能の会(後援会)にて年1,2番の能を舞う。 情景がいきいきと思い浮かぶ、日本語の言葉の力とリズムを大切にする授業で、能楽の魅力を伝える明るい先生。

主な能の舞台歴

昭和57年 「猩 々」初面
平成2年 「乱」披き
平成6年 「石 橋 大獅子」披き
平成13年 「道成寺」披き
他 「山 姥」「弱法師」「花 筐」「藤 戸」など数十番

三吉 徹子(みよし てつこ)

五十六世梅若六郎(現 玄祥)に師事
観世流師範
初シテ 能 花 月
緑翠会主宰

鈴木 矜子(すずき きょうこ)

佐賀県武雄市生まれ
東京都八王子市在住
能楽協会会員
梅若能楽学院講師
緑風会主宰

昭和36年 高尾唯吉・強(現 祥史)に師事
昭和48年 土田清(現 晏士)に師事
平成13年 五十六世梅若六郎(現 玄祥)に師事

演能歴

「葵上」 「忠度」 「山姥」 「井筒」 「藤戸」 「隅田川」 「松風」 など

寸言

男性による能が主流の中、女性のもつ繊細な感覚を生かし、しかもそれに力強さを加えた、究極の女性の発声法を追及する一方、相手の心に響く自然体の表現法を求めて模索し続ける毎日です。

入学したら

年に一度、自由参加の仕舞、舞囃子などの発表会、夏には浴衣会があり、日頃の勉強の発表が出来ます。
また、梅若会主催の定式能を学生割引で観劇できます。

学院浴衣会が催されました。(R1,8,29 於梅若学院会館2F・本舞台)

暑い日が続く中、今年度上半期のお稽古の総まとめを披露致しました。内輪の会で、リラックスしながらも程好い緊張感を味わえる会です。学院生と共に、6月からの体験コースの生徒さんも「鶴亀」の謡と仕舞を披露致しました。10回という短い間で良く頑張られたと思います。本舞台の気分はいかがでしたでしょう。